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第23回「日本で最も美しい村」美瑛 丘のまちびえいフォトコンテスト 入賞作品の発表!

2026.04.13

■審査を終えて  前田晃

23回を迎えた当コンテストも、さる22日に各審査員が一同に会し、厳正な審査を行い、各賞を決定いたしました。ここのところ強く感じることですが、作品のレベルが年々高くなっています。10年前と比べると、全体の平均点もかなり上がっていると実感しています。このことはつまり、上位入賞作も、以前より僅差で決まっているように思います。

審査の基準は、いろいろありますが、当コンテストに限って言えば、やはり美瑛らしさが重要だと考えています。入賞作は、どれも美瑛らしさがよく出ていると思います。詳しくは各評をご参照ください。

風景写真の楽しみ方はさまざまです。撮る楽しみもあるし、人に見せる楽しみもあります。写真集を作ったり、写真展を開催するのも、多くの人に見てもらう楽しみがあるから、できることです。コンテストに応募することも、多くの人に自分の写真を見てもらう機会を増やすことだと私は思っています。コンテストなので、競うという面も当然ありますが、それよりも多くの人に写真を見てもらうという観点から、ぜひ今後も多数の応募をお待ちしています。

今回は、例年と異なり審査会の前に恒例の冬の美瑛撮影会を開催しました。こちらも、14回目と回を重ねています。天候にも恵まれ、行く先々で、タイミングよく冬の丘らしい写真を撮ることができ、参加者の方々にも満足していただけたのではと、講師として自負しております。


■グランプリ(1点)

「冬の入り口」 鈴木 琢磨さん

冬になれば雪景色はあたり前ですが、晩秋初冬の新雪風景はまことにドラマチックです。木々の彩りが残っていることに加え、雪の降り方積もり方も、真冬の雪景色とは明らかに異なるからです。そんな新雪風景を冷静に見きわめた一枚です。ぎりぎり明るめの露出が、何よりセンスを感じさせます。右往左往するうちにチャンスを逸することも多い新雪風景を、的確に表現して見事です。

(前田晃)


■準グランプリ(2点)

「収穫間近」 佐藤 賢哉さん

畑の風景は、最も美瑛らしい被写体のひとつだと思います。丘の斜面で、鮮やかに色づいた麦畑のシンプルな造形美がいいですね。半逆光という光線状態をうまく生かして、色彩も質感もともに生きました。麦以外は、緑一色であることも、麦畑を際立たせる効果を十全に発揮しています。

(前田晃)

「やさしい時間」 洞筒 雄太さん

得がたい一瞬に出合いましたね。またそのシャッターチャンスを見事に生かしました。2匹のキタキツネが、「可愛く撮ってね」と語りかけているようです。タテ位置の構図で、畝のラインを強調したのも出色です。どまん中にキツネを据えたのも、この場合はとても効果的であったと思います。

(前田晃)


■入選(4点)

「ヴィーナスの丘彩」 鈴木 伸一さん

この作品は、美瑛町の特産品でもあるジャガイモの花が一面に咲く畑と、夜明け前の繊細な空のグラデーションが美しく調和した一枚です。 さらにこの時期には珍しい朝霧が漂い、幻想的な雰囲気を高めています。やや画面が上下で二分された構成にはなっていますが、いずれかの要素に重点を置くことで、より印象深く、完成度の高い作品へと昇華できた可能性もあります。それでも、静けさと自然の息吹を感じさせる魅力的な作品に仕上げていると思います。

(菊地 晴夫)

「薄雪錦」 野呂 賢一さん

春の丘に再び舞い降りた雪。さらりと積もった雪の繊細さを、濃厚なトーンで見事に描き 出しており、非常に完成度の高い作品です。日頃から丘を駆け巡り、知り尽くしているか らこそ捉えられた一瞬であり、作者の実力の高さがうかがえます。今後はプリントのトー ンの研究など、さらに研鑽を積まれることを期待しています。

(中西敏貴)

「留辺蘂の朝」 東倉 祐治さん

美瑛の秋の風物詩でもある朝霧を、黄金色の光の中に美しく表現した一枚です。 昼夜の寒暖差が大きくなるこの時期は、よく朝霧が発生します。太陽が昇り、丘全体が金色に染まる様子はまさに幻想的です。特に中間部の木立の影が、うっすらと漂う霧に映り込んでいる描写が秀逸で、静けさの中にも躍動感が漂います。 色彩、光、構図のすべてが調和し、美瑛の朝の魅力を存分に伝える作品です。

(菊地 晴夫)

 

 

「北天の美瑛岳」 横江 憲一さん

いつも横江さんの作品には驚かされてばかりです。容易には近づけない高所での撮影はも ちろんのこと、合成やレタッチに頼りすぎず、じっくりと時間をかけて紡ぎ出された一枚 には、やはり強い力が宿っています。今後も、誰もが行ける場所ではない「未知の領域」 を見せていただけることを楽しみにしています。

(中西敏貴)


■特別賞(5点)

「冬の足音」 神保 吉数さん

 

「星を指さす」 塚原 蓮さん

「雪が描く青い池」 酒井 直人さん

「小雪舞い散るマイルドセブンの丘」 増田 典靖さん

 

 

 

「琥珀色の贈りもの」 秋山 強さん

 

 

 

「黄昏時の丘」 土橋 平哉さん


第23回 丘のまちびえいフォトコンテスト審査について

応募総数 221点  応募人数 65名

(審査)

委員長    写真家:前田 晃氏

委員     写真家:菊地 晴夫氏 委員 写真家:中西敏貴氏

観光協会三役及び理事

今年も沢山のご応募ありがとうございました。


写真・映像撮影にあたってご協力ください

丘のまち美瑛は、十勝岳連峰を背景とした雄大な自然と農業生産の場である広大な畑、山林等が一体と

なり季節ごとに変化するパッチワークのような農業景観そのものが観光資源となっています。丘の個性

あふれる農業景観をつくり出し、保全しているのもこの地域で暮らす農業者の皆さんです。

丘の景観を楽しみ、この地域で写真・映像を撮影される方々に、農業者の生産活動を妨げるような行為

を慎んでいただきますようお願いいたします。また、写真や映像を撮影する際は、互いに譲り合い、マ

ナーとルールを守って下さい。

撮影マナー・ルール(NPO法人写真映像協会)

※本年度の上位3作品の展示発表は、2026年8月下旬頃ビエールギャラリーにて予定しています。詳細決まり 次第改めてお知らせいたします。
▽過去の発表はこちら▽
第22回丘のまちびえいフォトコンテスト作品発表