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観光客の皆様へのおねがい 観光客の皆様へのおねがい

黄金色が広がる絶景 美瑛の小麦畑の魅力

風がそよぎ、黄金色の地平線が揺らめいて輝く…これがまさに美瑛の心の風景

ラン、ラン、ラララン ラ ラン…♪

みなさん、この曲はご存知ですか?
とても有名なアニメ映画のヒロインが、金色の野原を歩くシーンで流れる曲です。
美瑛のゆらゆら揺れる小麦畑を眺めていると、この曲を思い出さずにはいられませんね!

美しい黄金色の小麦畑

小麦は、美瑛を代表する大事な農作物です。
ジャガイモ、ビート、豆とともに、美瑛の農家さんが行っている「輪作」の一つに小麦が含まれています。
丘を彩るパッチワーク模様の立役者でもあります。

そこで今回は、美瑛の小麦畑の魅力をご紹介します!

○お願い○
小麦畑には、決して足を踏み入れないでください。
必ず、舗装された道路上から撮影をしていただけますようお願いします。
土でできた農道も農地内ですので、車も人も入ってはいけないエリアです。
アスファルトの上からでもキレイな写真は撮れますので、よろしくお願いします。
詳しくは、美瑛町観光マナー動画、「美瑛の美しさの秘密」をご覧ください。

大海原のように波打つ大地

夏が始まる6月ごろ、まだ緑色をした小麦がだんだんと伸び始めます。
遠くから眺めると小麦とそれ以外の農作物は見分けがつきづらいですね。
でも、風が立つ日なら、地平線をよーく見ると、小麦畑に風の動きが見えるかもしれません…

「まるで海の波みたい!!」

山に囲まれた美瑛町で海みたいな景色が見えるなんて!

「あれれ?でも、風が吹いているのにあそこの小麦畑はゆらゆらしていない…」

その理由は、小麦にある“ひげ”なんです!
ひげが長い種類は風を受けやすく、小麦畑がゆらゆらと揺れて波のように見えます。
しかし、ひげのない種類は風にゆれにくいんです。
風が吹いているのに、あまりゆらゆらしていない小麦畑は、きっとひげがないタイプですね。

風で揺れるひげが長い小麦…

ひげがない小麦はなんだか…芋虫みたい?!

美瑛産小麦にはそれぞれの違いがあります。
秋蒔きの「ゆめちから」や、春蒔きの「春よ恋」のようなひげが長い種類はグルテンが豊富で、パン用の小麦粉にぴったり!
その一方、「きたほなみ」のようなひげがない種類はグルテンが少なく、主にうどん用となります!

北海道全体で見ると75%の割合でひげのない種類を育てているのに対して、
美瑛町では約半分ずつの割合でひげが長い種類、ひげがない種類を育てています。
ひげが長い種類の小麦がたくさん育てられているのは、美瑛町の特徴のひとつですね!

自然なグラデーション!緑 → 金色

夏が訪れ、パッチワーク模様のある部分は緑から黄色、やがて赤茶色に変化していきます。
「まさか…育てるのに失敗したの?!」

「黄色と茶色に見える!この作物は大丈夫?!」

心配はいりません。黄色と赤茶色の部分は、収穫時期が近づいている小麦畑です!
7月中旬ごろになると、小麦畑はどんどん濃い金色に彩ります。
美瑛町の農家さんは輪作を行っているため、どこに金色の畑が現れるかは、その年のお楽しみです!


運が良ければ、美瑛の有名な木を背景に小麦畑を見ることも出来ます。こちらの写真では遠くにケンとメリーの木が写っています。

美瑛の丘の彩りが変化していくのも、小麦畑の魅力です。

秋蒔き小麦(左)と春蒔き小麦(右)を比較すると色の違いがよくわかりますね!

 

収穫後でも魅力的な小麦畑

7月末、収穫の季節がきました。
「じゃあ、小麦畑の魅力は7月末には終わってしまうんですね…」と残念に思っていらっしゃる方、それは大間違いです!

7月末に現れる謎のコロコロは一体何でしょうか?

このコロコロは一体何でしょう?
こちらは麦稈(ばっかん)ロールです!

収穫時期が来たら、美瑛の農家さんはコンバインという巨大な機械を使って小麦を刈ります。
コンバインは小麦の穂の部分を収穫し、茎は後ろに置いていきます。

よし、出発だ~!

茎はそのまま畑で数日乾かし、トラクターと専用の機械を使って茎を丸めて麦稈ロールを作ります。
この麦稈ロールは牧場に運ばれ、家畜の温かいベッドとして使われます。

麦稈ロール完成!

丘で麦稈ロールが見られるのは7月~8月の短い期間ですが、丘にコロコロとかわいい麦稈ロールが見られるのはとても魅力的ですね。
収穫後でも美瑛の小麦畑は麦稈ロールを通じて、まだまだ魅力を与えてくれます!

小麦の軽い茎で作ったのに、1つの重さはなんと約300㎏以上もあります!

目で見て楽しんだあとは

「もう、麦稈ロールが持っていかれてしまった後は、何もない畑だけ・・・今度こそ小麦畑に魅力はないのでしょうか?」
いいえ、小麦畑の景色を目で見て楽しんだら、今度は舌で楽しめる魅力もありますよ!

美瑛産小麦は日本全国に流通し、様々な用途に使われています。例えば、小麦粉!

美瑛町内には美瑛産小麦を使用したスイーツやパンを提供しているカフェやレストランが多数あります。
皆様は「花より団子」ということわざを聞いたことありますよね?美瑛町なら、「小麦畑よりパン」と言うべきでしょうか?
美瑛の小麦畑の景色もとても魅力的ですが、おいしいパンに焼きあがってからこそ美瑛町の小麦の魅力がよく分かります!

皆様も美瑛産小麦を味わってみませんか?
美瑛産小麦を使って焼いたおすすめのパン屋さんをご紹介します*

小さなパン店 リッカロッカ

住所
北海道上川郡美瑛町美馬牛南1丁目5−50
Tel.
0166-73-4865
営業時間
10:00 ~ 15:00
定休日
11月&4月 : 日曜日&月曜日
12月~3月 : 日曜日~火曜日
5月~10月:  日曜日

bi.blé(ビブレ)

住所
北海道上川郡美瑛町北瑛第2 北瑛小麦の丘内
Tel.
0166-92-8100
営業時間
4月~10月: 10時~売り切れ
11月&12月: 11時~売り切れ
定休日
4月~10月:火曜日
11月&12月:月曜日~木曜日
1月~3月 :休業

パン工房 小麦畑

住所
北海道上川郡美瑛町大村大久保協生
Tel.
0166-92-5455
営業時間
4月~9月:09:00 – 17:00
10月~3月:09:00 – 16:00
定休日
7月&8月:水曜日
4月~6月、9月、10月:水曜日&木曜日
11月~3月:月曜日~金曜日

私を小麦畑に連れてって!

~美瑛の丘で麦刈り体験&美瑛産小麦のパンを味わう~

期間
6月~7月末
体験時間
約2時間
料金
大人(中学生以上):5,000円
子供(小学生以下):4,500円
※1名で催行の場合、大人:6,500円

美瑛の小麦は、美しい景観をつくり、私たちのお腹をいっぱいにしてくれます。
この魅力を、ぜひ感じに来てください!

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